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PCR
単純なリズム。引き裂かれるようなノイズ。比喩的で、文型が崩壊したリリック。
PCRは、ポストパンクの始祖的精神を継承しつつ、それを実験的/解体主義的サウンドとして再解釈する、ノーウェーブ/アートパンク・バンドである。
「彼らの解体的な音楽を前にして、旋律を論じるよりも先に、彼らの〈存在〉そのものが現在の大衆音楽の潮流に対してどのような問いを投げかけているのかを痛感すべきだろう。
ノーウェーブというジャンルの特性上、フックを裏切るそのサウンドは、音楽を口ずさめないものにするだけでなく、口ずさむべきではないものにしてしまう。
サビとは、大衆音楽が生み出した一種の〈体制〉であり、中毒性が思考の麻痺を引き起こす装置でもある。そうした観点から見ると、PCRの作品は〈消費〉されるのではなく〈存在〉し、〈聴かれる〉のではなく〈作用する〉のだ。」
— Overtone